どんだけ魚さばいたかっていう遊女だし

 

爽生ハム

 

 

背中のペットボトルに水が溜まる。左右にスイングして肩甲骨に人ごみ、いれこむ。
大富豪の傘に入りたい
公園にいないだろ。あのね、ここ公園じゃないし。
安全に公園使いたいよね、目的を持って開かれた時とかに。

待ち合わせは公園で
ストローで水飲んでるのが、私だからよろしく。
横浜のイルミネーションの都合で、陰毛が湿りつつある。

お気に入りの首から顔にかけてとかは、海岸線を車で走った時の助手席にいたとしたら、ほんと美しいし、神だし。
それを理科っぽいチューブでちゅるちゅる吸いこめば、私、その頃も今も変わらず神だし。
私、生きてるし。楽しんでるし。
好かれてるし。仲良さげだわ。
海と生首と
車と

写真におさめてほしい。
ガードレールはきっと、
綺麗な白線だろうね。

休日前の記憶って
記憶として拉致られてるよね。
実家から近いバイト先の賃金は安くて、毎日クッキーとかで外では過ごす、クッキーほうり投げて金持ちの頭の上でパパんって叩くのだ、掌。ぱさらぱさら粉末が卒業おめでとうシーズンにぴったりの、私達は新入社員ですシーズンにぴったりの、新婚にライスシャワーかける業者みたいに、無理して食が細い昼食を放りなげる。
鳩さん、食え食え。

鳩っていうと公園だよね。
折れ曲がる前屈により、たたんだ布団になる私の昼休憩。
おへそと陰毛の間に挟むものは、年月だといい、人ごみで隠すように持つ眠い球体のような、年月。みんな目を奪われるかな。

 

 

 

志郎康さん、よくおならするねえ。

 

鈴木志郎康

 

 

プーッ、
プーツ、
ブリッ。
志郎康さん、
よくおならするねえ。
連れ合いの
麻理さんが、
プーッはいいいけど、
ブリッは嫌って言ってるよ。
プーッは、
自然だからいいの。
でも、
ブリッは、
一瞬止めるでしょう。
その次はわざとって感じちゃう。
それが嫌なの。
志郎康さん、
おなら意識とおなら無意識、
そこでけじめをつけなくっちゃ。
そんなこと言われても、
困っちゃうねえ。
どうやって、
プーッで止めるのよ。
お腹が活発でいいじゃん。
でもね、
わたしの前ではやめてね、
夫婦の中にも礼儀あり、
でしょう。
プーッ、
プーツ、
ブリッ。
あら、
また。

我がおなら、
青春の日々の、
春の日が差す
部屋の中にまで、
届け。
何ちゃってね。