山崎方代に捧げる歌 13

 

あばら家に突っかい棒して住んでいる死にたくもなく思わなくなっている

 
 

朝にはモコと散歩した
道端の草花をみて綺麗と思った

海辺の病院の七階から海を見た
平らだった

静かで
淡い

感じというの

死んでゆく自分をみていた
ナースセンターの前で老婆が叫んでいた