山崎方代に捧げる歌 25

 

股ぐらに手をおしあてて極楽の眠りの底にわれ落ちてゆく

 

もう
昨日か

自転車で海まで走った

雨になるのか
灰色の空の下の海をみた

平らだった

帰って
ソファーで2001年宇宙の旅をみた

人間的な宇宙の絵画だった

愛などなかったと
いえない

デイジー
デイジー

君に夢中だ