時間

 

坂根 秀

 
 

七時に彼女に会うことになっている
無我夢中の一日
喫茶店で待っていたのは
七時だった

夜は一時に寝ることにしている

ベッドに行くと彼女がいた
君はここにいたのか
とベッドに入ると
一緒に寝そべったのは一時だった

いつも時間が私を待っている
私を待つのは時間ばかりだ

 

 

 

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