山崎方代に捧げる歌 24

 

こんな夜にかぎって雨が降り出でて空の徳利を又ふってみる

 

どうなんだろう
とても言えない

そこに愛などないと
言えない

今朝
安倍川の橋を渡る時

カーラジオからボレロが流れた
あの波だった

ひとつのにぎりめしを渡してくれた

雨の中
背中を屈めて田圃の稗を母は抜いてた

 

 

 

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