夏霧のカーテンに隠れし

 

一条美由紀

 
 


クルクル クルクル クルクルの森 _ ただ沈むだけの存在

 


何度も描きなおした夢はチリの一つであった。
真に必要なものはすでに手に入れていた。

 


行方聞かば答えなんとす人消えゆ

 

 

 

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